読んだやつ『赤』 と、ぼやき
『厭な物語』より『赤』
実のところ、140 字以上の文章が読めない。
3行以上の文は読んだ気になっているだけで、殆ど理解できていないと思っている。
長編は 勢いに乗ってイッキ読み or リタイア の賭けになるので、主に短編集を選ぶ。
しかもその中でもページ数の少なめの作品から好んで食っていくのだが
『赤』 リチャード・クリスチャン・マシスン
総ページ数 4ページ
4ページ、しかも文庫サイズ。年末調整の書類より少ない。これなら読める。読めた、オゥ…となった。
映像、音声、文字、表現の方法それぞれに特性があるが、文字だからこそできる「嫌な感じ」演出が好きだ。
「厭」を集めたアンソロジーであるので、勿論これも厭な物語。
嫌なことが起こるのはわかっているが、それに気づいてしまった時の「アッ……」←コレ、この感覚が良い。
その方法ならではのテクって、なんか良い。
自分はTRPGでやりたい事が浮かんだ時、なんでもかんでもシノビガミにしたがる癖がある。
これを機にそのシステムの良さを生かした何かが出来るようになると良いな、と思うだけは思った、多分やらない。
ちなみに、作品内で起こる出来事自体は全然よくない。大変、非常によろしくない。
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以下、ぼやき 「クズを患って」
当方、忍耐力がなく、地道な努力の積み重ねができない。
故に毎週×12回、30分間椅子に座り画面を眺めるのが億劫でアニメは続かず、ソシャゲは2週間で飽きる、2時間おとなしく座っていられないので映画は1.2倍速かける。
そんなクズという病を抱えながらも快楽には貪欲、楽して萌えとエモを得たい。
その欲望を満たすべく、最近たどり着いた方法が「読書」
時間を選ばない、予めページ数がわかっているのでゴールが明確、飽きたらそこでやめられる、読みたいところだけ読み、すっ飛ばしてもいい。
映像作品より妄想の余地が広く、自分好みをしやすい。
内容がよくわからなかったなら、ネットの海を適当に漁れば賢そうな人の丁寧な解説があるのでわかった気になれる。
その癖、あたかも真人間の趣味(オブラートに包むことなく履歴書に書ける)の扱いをされている
この趣味、なんだか得だし楽だ。
そういえば「萌えとエモ」って回文か…いとをかし