観たやつ『異端の鳥』
一か月ほど前、11/1に映画館にて。
ツイッタランドの推しフォロワーが「誰か見てくれ…そして感想を共有しよう…」と呻いていた為、なんとなく検索。偶然にも地元の映画館で上映されていた為、ノリでチケットを取り、フラッと観に行った。
3時間耐久!メンタル複雑骨折 地獄巡りの旅!!
(犬が死ぬ系映画が無理なタイプは見てはいけないヨ!)
色もなく(白黒)、BGMも殆どなく、淡々と進む画面。
予備知識無しに行ってしまったせいもあるが、主人公の置かれた状況背景その他、何が何だか分からないまま、理不尽な出来事がわんこ蕎麦してくる。
少ない会話の中から徐々に理由のようなものがわかってくるものの、それでも「ドウシテ…ドウシテ…??」とならざるを得ない。
状況の理解という点については、おそらく歴史の知識も察する能力が微塵もない筆者と主人公の少年は近いモノがあったのではないだろうか。
したくもないのに感情移入をさせられてしまった。ヤメロ…タスケテ…無理………
上映時間は長いのだが、展開が早いので時間の流れは早く感じた。
(悲惨な状況であることを除けば)映像の雰囲気は綺麗で見ていて飽きないし、こちらの感情を揺さぶろうとするようなイラつく演出もない。生まれて初めて座ったプレミアムシートによって尻の耐久力も十分にある。
にもかかわらず、もうだめだ、いっそもう殺せ…早く終わってくれ…と願った映画も生まれて初めてだった…
白黒だからこそなのだろうか、人間の視線がアップになるとき、此方を見る目が怖い
白目の中の黒目のコントラスト、はこんなにも目立つんだな…と、ただでさえ人の顔を見て喋るのが苦手、それに拍車がかかる気がする体験だった。
酷い目にあった、というだけのメモ書きだが、性癖記録の為のメモに残しておこうと思うくらいには、色々…あったんだが…何も言えない…
プレミアムシートは身体は守っても精神は守ってくれない。
傷だらけの心は推しフォロワーと感想戦をすることでちょっとだけ癒された、気になっている